ほーむぐらんど

HOME(通常盤)

HOME(通常盤)




もともと音楽が好きでした
小学生の頃、勉強するときに
いつも隣の部屋で親父がナイターを見ていて
気付けば音ナシで勉強出来なくて
浪人中は金がなくて
FMで音楽を聴いてました
気に行った曲があれば
いそいそとレンタルで借りてテープに録音したもんです
そんな浪人中の僕の一番のお気に入りは『名もなき詩
『自分らしさの檻』というフレーズは
この歳になっても未だに忘れられません





時は過ぎ、ヲタになり
ハロー以外の曲を聴いている暇がなくなり
いつの間にか自分が音楽好きだ、と言うことすら忘れ
そしてあの日を迎え…
自分の中で日常最低限しなければいけないこと
それは研究だったり仕事だったり…いろいろあったりしますが
ハロー以外の最低限こと
更にそれ以外にも目を向けられる余裕が出来て
で、ある日フッと聴いた『しるし』
この曲を聴いて
あ…そういえば自分、音楽が好きだったんだ
そう色んな…色んな音楽が好きだったんだ
そんなここ7年くらい忘れていたことを思い出して…





で、一緒に思い出したのが
あーそういえば俺、ミスチル好きやったなあー、ということ
で、このHOMEが出るのを知って
正直、VERY BEAUTYよりもわくわくしていたわけで…





まあ、このCD自体は…
まあ…良い出来、かな、と思いますけどね
うん、別に誰でも彼でも聴け!
日本人なら聴け!
つーか、人間なら聴け!!
そんなレベルじゃないけど
でも、損はしない、って感じですかね
うん、桜井好きじゃないなら
友達にうにゃうにゃでいいかな?
そんな感じです





さて、そんなHOMEの初回限定盤には
桜井大先生がこのアルバムを作るに当たっての経緯を語る
ドキュメンタリーDVDが付属してまして
このなかに数曲分
ライブでの映像があるわけでして
その数曲のなかには
あの『しるし』も含まれているわけで




ドキュメンタリーの内容は…僕は凄く好きです
桜井大先生の感覚的な、直感的な表現
これがまあ、何ていうか…
あーなんか分かる気がするー
そんな感じでいいなあーって
いや、まあ、分かる『気がする』だけですけどね
まあ、こんなんだから他人に騙され易いんですよね





ま、そんな語り部分はいいとして
いや、本当に良いんですけどね
それはさておき、です
ここでライブバージョンの『しるし』があって
で、ここで歌の力ってすごいなあ
ライブの、生の声による歌ってすごいなあー
つくづくそう思わされたんです





いやね、僕、この『しるし』が発売された当初
この曲を聴くたびに何故かあの子のことが思い出されて
そして涙が溢れてきたんです
ま、詳しくは
http://d.hatena.ne.jp/murakaminyugyo/20061119
に書きましたんで省略しますが
まあ、そんな感じで
でも、まあ、流石に人間の精神的自己防衛本能の結晶たる忘却によって
そんなことも起こらなくなったんですけどね
そう、『しるし』を普通に聴いても
やっぱりあの子のことを思い出してしまいますが
でも、もう涙が溢れるようなことはなかったんですが…





でもね、やっぱり生歌
いや、生歌じゃなくてライブ映像のDVDなんだけど
その記録媒体に収録された音でなく
ライブという一発勝負の場における肉声による曲が持つ力はすごくて
涙が溢れてくるんですよね、あの頃のように…





そういえばあの子のことが好きになる
究極のキッカケは
結局のところモーニング娘。でありハロー!プロジェクトであり
そのハロー!プロジェクトによって
他の音楽を聴かなくなったのを
あの子が結論としては
他の音楽を聴くように
昔のように広く浅い音楽好きに戻るキッカケをくれたわけで
そう思うと何か感慨深いなあ
なんて思ったのが今日の結論であり
で、桜井大先生の生歌が聴きたいなあ、と思って
思わずe+で大阪城ホールでのMr.Children HOME TOUR 2007の
先行予約を申し込んだこまきまこでありました
…平日で2日連続公演で
しかも城ホールなんだけど
抽選で落ちたりするのかなあ…