ちなこのサービス精神

そんなわけでCutie Circuitに行ったのに
気付いたら座間にいた
そんな若年性アルツハイマーこまきまこです
しかしあれですよ
家に帰ったつもりが
実は帰巣本能に任せたら
心の家である嫁の元に行くなんて
人間の本能も捨てたモンじゃないな
そう思わざる得ません




さて、ただ座間に行ったわけではなく
折角なのでハーモニーホール座間での
Berryz工房コンサートツアー2007夏
〜ウェルカム!Berryz宮殿〜
に行ったのでそのお話を3日くらいに分けてしようかな、と思いまして





で、一回目の今日は
徳永千奈美ちゃんに焦点を合わせてお話をさせて頂きます





さて、今回のツアーで特に目立ったのは
いやいや、いきなり自慢話で申し訳ないんですが
もうウチの嫁こと雅ちゃん
ま、今回のツアーであることを確信してしまいまして
いや、それは前々から思っていたけど
けど、口に出すほどの自信がなかったことで
その事に関してきっぱりと断言出来る
そんな確信を得られたコンサートだった、って話があるんですが
ま、それは明後日辺りにお話するとして
そのほかのメンバーに関して特に目立ったことをお話しようかな、と
で、これから見る方に
ちょこっとそこのところを注目して頂ければコレ幸い
そんな感じで書かせて頂こうか、と
で、その一回目がウチのバカ妹こと
徳永千奈美ちゃんなわけです





今回のちなこなんですが…
あ、そうそう
僕ですね、何故か『ちなこ』って言ってしまうんですよね
これはもうコンサートの掛け声でも
何か面と向かって『千奈美』と言うのは恥ずかしくてw
そんな訳で『ちなこ』で勘弁してやって頂きたいのですが
いやはや、今回のちなこ
これが凄く良いんですよね





ま、正直な話
前述の通り、雅ちゃんをメイン
と言うか、殆どソロDVDのカメラ状態で
雅ちゃんを抜き続けている僕の肉眼は
雅ちゃんがステージ上にいると
他のメンバーが映らなくなってしまうので
ちなこを始め他のメンバーを見る機会といえば
他のメンバーが雅ちゃんと絡んだりするために近寄ったときか
若しくは雅ちゃんがステージ上にいないときに限られるわけでして
ま、具体的に言えば
ちょいネタバレになってしまいますが
例えばちなこを含む数人で雅ちゃん抜きでやる
曲と曲の繋ぎの小芝居とか
(昨年の夏夏をイメージして頂ければ分かり易いかと)
若しくは『思い立ったら 吉でっせ!』を歌うとき
こう言う時は
このときとばかりに我がバカ妹を見てしまうのですが
これがね、凄く良いんですよね





まず何と言っても容姿
これが…前髪作って髪を軽く伸ばして
今まではボーイッシュなショートならば
今は女の子としてのショートで
更に前髪もあって
これがね…もう何て言うか…
綺麗になったなあ…ちなこも…
とか思わず父の様な感慨に耽りそうなくらいで
まあね、元々、実は綺麗な顔立ちで
呪縛の頃からきりっとしてれば綺麗なのにね
そう思ってたんですが
ま、本人の性格、キャラゆえに
それを前面に押し出す事は殆どなかったわけですがね
で、別に今回もそれを前面に押し出しているわけではないんですがね
でも、少し…いや、かなり大人っぽくなって
そんなことをせずとも綺麗になってしまって
まあ、嬉しいやら寂しいやら





いや、まあね
前のBerryz FestivalやFCイベントでも思ったんですけどね
この子は本当に何処に向かっているんだろう?
ちゃんとした道に乗れるのだろうか?
そんな心配をついしてしまうんですよ
そう、凄く良いから
芸能人として凄く良いから
顔も澄ましてれば綺麗なもんだし
スタイルだってあの脚を始めとする彼女の骨格
これはBerryz工房最強クラスの肉体と言っても過言ではなく
そして機転の速さ
これら全てがあの子の中に含まれているんですよね
そうするとやっぱり
今はまあ、修行中としても
そのうちこれらのスキルをフルに生かして
この世界でわたっていけるように頑張って欲しいんだけど
けど、そのためにちゃんとした道を歩んでいるんだろうか?
この子でダメだったら
実はそれは結構痛いんじゃないか?
そんな事を思ってしまう訳なんです





そして今回
僕が僕が彼女を見て凄いなあ良いなあ
特にそう感じさせられたのが
タイトルにあるちなこのサービス精神なのでした





まず寸劇でのちなこ
これは凄くいい味を出しているのです
始めは茉麻に命令されるがままに掃除する
そんなやり取りがあったんですが
そこでのちなこは
本当に如何にも頭が空っぽで何も考えてない
そんな感じの受け答えをしていました
そして次のシーンでは
ちなこが怖い話をする、となったものの
彼女のいつもの勢いオンリーの喋りでちっとも怖くない
そんなオチでした
そして吉でっせ!でのちなこ
これがまた凄く味があって
曲調通りのコミカルな動きが多いこの曲において
誰よりもコミカルに、誰よりも楽しそうに踊っていたのです
確かにその動きは
小川や村上のような美しさや激しさはありませんが
しかしながらこと表現力、となるとなかなかいい勝負ではないか
ダンスというものの目的は
美しく動くことではなく
それは表現である
そう考えるならば
それは充分に合格点を与えられるのではないか
そんなダンスでありました





頭が空っぽで勢いだけで喋って
そしてコミカルな動きでひたすら楽しそう
これは我々が徳永千奈美に対して抱くイメージであり
また、我々が
そしてプロデューサーたるつんく♂
彼女に期待する役割でもあることでしょう
それを彼女は完璧にやってのけたのです





いやいやいや、それって当たり前でしょ?
そう思う方もいらっしゃるでしょう
確かにそうです
確かに自分の素のキャラをやってるだけ
そう言われるかも知れません
けどね、多分ね
ちなこが素の頭が空っぽさ
素の勢いとか
素のコミカルさで勝負したとして
あれだけの満足感って果たして得られたかな?
そうとも思うわけなんですよ





と、いうのも
それをやっているのが徳永千奈美だから
そう、ちなこはいつもこんな感じのキャラ
そう思われているわけで
逆に言えば
普通に、いや、それどころか多少過剰気味であっても
誰も何とも思わないんじゃないかな、と
少なくとも僕は何とも思わずスルーしただろうなあ
そう思うわけなんです




そう、ちなこはね
ステージに上がってお客さんに見てもらう以上
本来の自分以上に自分をデフォルメして表現し
そしてそのデフォルメ化された自分を以て
観客の笑いをとっていた訳なんです
素の自分よりもより頭の空っぽ感を強調し
素の自分よりもより勢いオンリーの喋り方で
素の自分よりもよりコミカルに踊っていたわけです




本当はこんなに頭が空っぽでもなければ
もうちょっと思慮分別もあって
そんなにいつもコミカルなわけでもない
でも、ステージに立った以上
お客さんを前にしたい上は
お客さんの期待するもの
いや、それ以上のものを提供して
そして楽しんでもらわなければいけない
そりゃ確かにどうすれば楽しんでもらえるか
ここは何も考えてない風味がいい、とか
ここはよりコミカルに…
そんなのは演出担当の大人が考えることですが
その演出に応えるための頭脳とスキル
そして観客へのもてなしの心
その観客へのサービス精神こそが
この徳永千奈美の最も優れた長所じゃないのか?
そしてそのサービス精神は
ステージに上がって観客にパフォーマンスを魅せる人間にとって
最も大切なものの一つではないか?
そしてその最も大切なものの一つを
ウチのバカ妹は持っているんじゃないか?
それって実は凄いんじゃないか!?
そんなことを思ってしまった訳です





そういえば昔から
レスが欲しければちなこにボードを出せばいい
そうよく言われたモンでした
今でこそ随分マシになったもんですが
昔はそれはそれは酷かったもんです
事実、一昨日のコンサート
僕の隣の千奈美ヲタは
スケブをずっと上げて
突っ立ってましたからね
こいつ、本当に生きてるのか?
そんなことも思いましたが
まあ、スケブを替える時だけ
彼に生命反応を感じた
そんなことがあったんですが
ま、これも昔からのちなこの癖が産んだヲタなんでしょう
ま、そんなことで一時叩かれていたちなこですが
(と言うより、僕もそこは嫌いだった)
今にして思えば
彼女のサービス精神だったんだろうなあ、と
当時のあの子の頭では
それに応えることが観客を喜ばせることだった
そう思ってしまったんだろうなあ、と
ま、当時はまだ、小6とか中1ですからね
仕方ない、といえば仕方ないんでしょうけどね…





ま、とりあえずですよ
もしよろしければお手隙の際にでも
ウチの妹の、サービス精神溢れるパフォーマンス
是非とも見てやって下さいよ
絶対に損はさせませんから
絶対に期待したい上に楽しませてくれますから
そんな妹の宣伝をしたくて仕方ないこまきまこでした