全てシナリオ通り

そう、全てはシナリオ通りなんです
そう、絶対にこの土日のことは
全部、死海文書に書かれていたとしか思えないわけです





確かに僕は
『座間に行きたいなー』とは思ってましたよ?
雅ちゃんの誕生月である8月のコンサート
ということは雅ちゃんの誕生日グッズが発売される可能性があるわけで
更にその思いを強くしたのは
アルバムが余りにこの夏のコンサートを意識して作ったもので
そしてライブでは確実にクルことが約束されているような
そんな良曲揃いの超良盤
なもんで、他人に先んじてコンサートに行きたい
そう思うのはある程度は仕方がないわけです





でもね、大ホールでも1300人程度しか入らないハーモニーホール座間
それもコンサート初日ともなれば
そう易々とチケットが入手できるはずもなく
更に座間への未知が遠ざかる一方で
同じ週末に愛理ちゃんがわざわざ近畿地方に来るともなれば
それはもう現実問題として仕方がない
そう言うしかないわけで
で、暇そうな℃-uteヲタに
『車出すから土日はガッツリサーキット行こう(Z)!』
そうなった訳ですよ
それが先週の週末の段階の話





そこから怒涛の急展開ですよ
まず、桑名に一緒に行くはずだったメンバー一人が
『やっぱ朝早いからヤダ!』
とかサーキットの狼としてあるまじき発言によりリタイヤ
そして急遽、新メンバーを加入させるも
もう一人の、身内で最も℃-uteヲタ?が
『ゴメン!桑名の日、仕事やねん!』
そんな事を言う始末





更に悪い事は重なるもので
その状況に加え
『※当日は、ライブパフォーマンスはありません!!』
という非情な現実
そりゃ確かにね
確かに愛理ちゃんと握手したいですよ?
愛理ちゃんを手の届く距離で見たいですよ?
そりゃそうですけどね
けどね、握手よりも何よりも
僕が彼女に求めているものは
そのパフォーマンスなわけで、歌とダンスなわけで
正直、握手よりもパフォーマンスなわけで
ライブパフォーマンスなしの公録+握手会って言われたら
桑名まで行くモチベーションが落ちるのは致し方ないわけです





そこに追い討ちをかけるように
マイミクの一人が
『知り合いが行けなくなったそうで
 座間夜公演N列定価での引き取り手を募集します。』
そうくればね
そりゃもう…仕方ないですよね?
仕方なく桑名へ行くもう一人のメンバー
(どっちかと言うとベリヲタ)に
『ゴメン!嫁がどうしても座間に来てっ!』って言うから…
そう言って翌日の桑名行きをキャンセル
→Cutie CircuitとBerryz宮殿のハシゴ
こうなるのは仕方がないわけです





でもね、まだその時点で
いや、まあ、チケを譲ってくれる方もいることなんで
その可能性は低いんですが
それでもね、もう一つの可能性があったわけです
そう、それは
久し振りのショッピングセンターでのサーキットに大興奮
→もう座間はいいや、宝島で愛理ちゃんとわくわくしちゃうぞ!
そんな可能性もあったわけです
事実、去年の今頃
僕は嫁こと夏焼雅ちゃんの誕生日の翌日の夏夏コンを
連番者にチケットを確保していただいたにも関わらず
直前に決まった
同じ日に行われる名古屋イオン千種でのサーキットに行くために
チケ代は払うから連番解消
そんな非人道的なことをやってのけているのです
そう、前科があったのです





しかし、です
このシナリオはそんな僕の気紛れすら見越していました





僕はまあ、人よりも多少はサーキット
特に昨年、行われていたCutie Circuit 2006
比較的参加させてもらった方で
こう言っては何ですが
それなりにCutie Circuit感とでも言いましょうか
それがある方だと自負しておりまして
まあ、この会場でこの曜日なら何時に行けば大丈夫かなー
そんな予想は今までは外したことがなく
いつも無事、最低一回の握手券は確保しておりました





で、今回の僕の予想としては
関東から始発の新幹線を乗り継いだところで
最速8時半頃に到着
なもんで、8時今福鶴見着くらいで多分大丈夫だろうなあ
そんな感じでした
で、実際、8時頃今福鶴見に着いて
そしてその結果…





握手券配布枚数300枚
こまきまこの順番=301人目





何のネタでもなく
会場スタッフは僕の前の人で300人、と宣言しました
8時から延々と待たされた挙句
僕の一人前までは握手が出来る
しかし僕は握手出来ない
そういうことでした





これですね
ある意味で僕の予想はそんなに外れてなかったわけですよね
駅からもっとシャキシャキ歩けば…
もっと早くこの列に並んでいれば
確かに危険ではありましたが
まあ、普通に握手出来たわけですよ
まあ、その辺も込みで余裕を持って計算しろよ
それはそうだとは思うんですがね
でも、そんなに大ハズレな予想ではなくて
寧ろ、この丁度一人前で握手券配布終了というのは
かなり精度が高い予想で
精度が高すぎる分
その一人二人レベルの誤差で
握手出来る出来ないという話に発展する訳ですよ





まあ、そんな感じで
屈辱の301人目を甘んじることになったわけですがね
これがもし、握手することになったとなると
『やっぱり愛理ちゃんだろ!?
 よっしゃあ!OBPでわくわくしてくる(Z)!』
そうなったかも知れませんし
また、最後の方でようやく握手出来る、となれば
そうならないとしても
単純に座間に間に合わなくなる可能性も充分にあったわけです
そういった可能性を完全に排除する為には
一番いいのは握手券を確保出来ないことなわけで
それが一人差という
確率にして約3‰
言うならば1000回サーキットを行って3回あるかないか
そんな際どい差で起こった訳です





そして驚いたことに
実際にイベントが始まると
進行役が何と喜多ゆかり
こまきまこが
『結婚したい女子アナ世界チャンピオン』の
あの喜多ゆかりですよ?
つーか、これ、先に知ってたら
確実にあと30分は早く来てるよ!!!!!!!!!1
そんな喜多ゆかりが進行役でした





…が!
が、しかしですよ
握手券を今一歩のところで逃した僕に追い討ちを掛ける様に
リーファ今福鶴見のイベントスペースの特性
その有り得ないまでにステージが見れる場所が少ないというその特性により
僕の公録のみの見学すら阻まれ
そして僕は…
僕は気付けば東へ
嫁のいる座間へと向かったのでありました





そんな新幹線に乗り込んだ僕に一通のメールが来ました
ともに今朝、リーファ今福鶴見に並んだ
303人目からでした





『収録の最後で大もてとブルジンがあった』





…先日の名古屋でのサーキットで
僕が一番高まった曲
それは残念ながらめぐる恋の季節でもそのc/wでもなく
JUMPでもなく
大きな愛でもてなしででした
そう、やっぱり僕の中にある℃-uteスイッチを押してくれるのは
残念ながらインディーズ時代のあの4曲なんです
そしてその中でも
最もスイッチが入る曲
それはやっぱり人生そのものを変えてしまった曲
まっさらブルージーンズ
その曲なのです
そんな曲を2曲も
僕が新幹線に乗ってからやるだなんて…
握手を諦めてとりあえず公録だけでも見よう
そう思って今福鶴見に残っていれば
ひょっとしたら…
いや、確実にOBPに行っていた可能性が高かったわけです





もし…あの時、桑名に行くメンバーに欠員が連続的に出なければ
僕は桑名へ行っていたでしょうし
そうなると確実に
その前日に座間にいることはありませんでした





もし…座間のチケットがN列定価という
超破格条件を提示されていなかったら
僕は座間に行こうとは思いませんでした





もし…握手券が確保出来ていれば…
いや、それどころか
もう少し早く歩いたり
列の発見が早かったら
握手券は簡単に確保出来
きっと最後まで公録を見ていて
ひょっとして座間に(色んな理由で)行きそびれていた可能性が
非常に高かったわけです





もし…今回の進行役が事前に
喜多ゆかりであることを知っていれば
確実にあと30分は早く行っていたでしょうし
(下手すれば前の日から近所に行っていたかも知れません)
そうすれば握手券は確実に確保出来
そして前述のように座間に行きそびれたかも知れません





もし…最後に大もてとブルジンがあると知っていれば
確実に最後まで残っていて
というか、もっと確実に見れるところを確保すべく
対策を練っていたでしょうし
そうなるとOBPまで行ってしまう可能性は
等比級数的に跳ね上がった事は間違いなかったでしょう





これらの条件が全て満たされたときにのみ
僕は座間に行くことが出来たのです
逆に言えば、このうちのどれかが足りなければ…
僕は座間に辿り着けなかったわけです





このような星飛雄馬並みの
ボール一個分の穴にボールを投げ込んで
しかもそれがその穴を通って帰ってくるくらいの
奇跡を乗り越えて
僕はハーモニーホール座間に辿り着いたわけです
なら仕方ないでしょう?
これは…死海文書に書かれたシナリオで
僕はそれに抗う術を持ち合わせていないのだ、と
そう思うのは仕方ないでしょう?





そんな幾たびの奇跡を起こして辿り着いた先にあったもの
それは…こんな奇跡がちっぽけなものにしか見えなくなるくらいの
それほどまでの奇跡でした
…まあ、ちょっと今日は長くなり過ぎたので
それはまた、近日中にでも書こうかなあ
そう思うこまきまこでした