ムラカミメグミ取締法

そんなわけで50時間ぶりの実家に帰ってきた村上乳業です



いやはや、何が大変って
今回の遠征は稲城という中途半端(稲城市民の皆様、すいませんm(__)m)な場所なため
自家用車で行ったわけですが
ウチには車が2台ございまして
いつも僕が通勤に使っているのはVitzでして
名古屋など高速に乗るような距離になると
もう1台の、母上様がメインで使っておられるAllexを借りていくようにしてます
しかしながら、今回の遠征
先日も話しました通り
薬剤師国家試験の予備校を欠席して行くことになりまして
で、普通では母上様からAllexを借りられないところだったんですが
ま、実際のところ、Vitzで東京まで行くのは非常に体がダルい
そういうわけなんでどうしたかと言いますと
土日など週末については
Vitzの方はシャッターの付いたまともなガレージに収まっているため
僕が足代わりに車を使うときはAllexの方をよく乗るんですよね
で、この日の設定としては
『急に休日出勤しなければいけなくなり
 足代わりにAllexを借りて行った』ということにしたんです
で、まあ、実験が長引いて土曜は泊まり
日曜も実家まで帰りたくなくなるくらいの時間まで実験していて
で、隠れ家に帰った
そんな設定で遠征したんです



ま、バイオベンチャー研究員という
イレギュラーな職に就いているおかげで
特にこの設定については疑われることはなかったんですが
何が怖いって…母上に車を返すときですよ



もうね…















不倫に車を使ったときのように気を使いましたね



いやね、例えば一回目の給油は京都でしたんですが
いかんせん、それだけでは足りなかったので
仕方なく海老名SAでもう一回、給油したんですけどね
このレシートとか残ってたら完全アウトですよね
そう、特にレシート類
行きは浜名湖SA、足柄SA、帰りは海老名SA、養老PAで休憩をしたんですが
言うまでもなく水気や眠気止めのガム
食事におやつなども買うわけですが
こいつらのレシートなどが見つかった日にはもう…



まあ、そんなわけで徹底的に車の中を清掃して返した甲斐あり
今のところ、特に問題はないんですがね
はい、ここからが今日の主題です
この今までの所は前置きですよ、前置き



さて、皆様はヒロポンという薬をご存知でしょうか?
ヒロポン、一般名はメタンフェタミン
1941年に大日本製薬より発売された薬で
作用としては疲労をなくし活力が増大した『ように感じさせる一時的な見せ掛けの効果』があり
第二次大戦中に生産性を上げるべく政府が軍需工場の作業員に配布したり
夜間の監視任務を負った戦闘員に使用させていたり
はたまた大戦末期には特攻隊向けにも使われ
ヒロポンにお茶の粉末を混ぜたものが出陣の前に「特攻錠」として支給されたり
さらに戦後も、ある時期までは薬局で一般に販売されていたため
タクシーの運転手や夜間勤務の工場作業員など
長時間労働が要求される職種の人々に
その疲労回復力から大変重宝されていたようです



重宝『されていた』と過去形で書きましたが
この薬、平成の時代ではマツキヨでも何処の薬屋にも売ってません
お医者さんに処方されることも、まあ、まず、ありません



覚せい剤取締法にはこう書かれております
第2条 この法律で「覚せい剤」とは、左に掲げる物をいう。
1.フエニルアミノプロパン、フエニルメチルアミノプロパン及び各その塩類
2.前号に掲げる物と同種の覚せい作用を有する物であつて政令で指定するもの
3.前2号に掲げる物のいずれかを含有する物
で、ここに書かれている『フエニルメチルアミノプロパン』
この物質の別名、メタンフェタミンと呼ばれております…



ま、早い話がヒロポン覚せい剤なんです
そりゃマツキヨじゃ売ってないわな
ってか、昔は普通に薬屋で売ってたんですよ、覚せい剤
流石に覚せい剤蔓延が社会問題となり
1951年に覚せい剤取締法が制定され
覚せい剤は一般的な薬局から姿を消すことになるんですがね
覚せい剤取締法制定より55年が経過した平成の世に
再び新たな『前号に掲げる物と同種の覚せい作用を有する物』が現れました



これはある人の話です
22時から運転
途中、一回の休憩を挟み約5時間の運転の後
1時間仮眠をとり、入浴
その後、朝ごはんとしてカツカレーを摂取した後、約1時間運転
その後、真夏のような直射日光を約9時間浴び?度の熱中症を罹患
どれほどの重篤熱中症かというと
あるアイドル歌手と握手するために上記の様な
常軌から逸脱した運転を行い遠距離を移動したにもかかわらず
もう握手とかどうでもエエわ…とりあえず日陰に入りたい…
とか呟くくらいの重篤
更にその熱中症を患ったのち
途中、休憩3回(10分の仮眠を一回含む)を挟み6時間の運転…



これほどまでに過酷な状況において
この人は帰りの運転中に
(○´Д`)<大きな愛でもてなして
と大声で歌いながら
時速140kmで飛ばしつつ
フリコピまでするハイテンションだったりしたんです



彼はヒロポンをやっていたのでしょうか?
それともMDMAでもやっていたのでしょうか?
これがやってないんです
いくら尿検査をしたところで何も出てかないんです
せいぜい出てくるとしたら蛋白尿です



そう、彼は平成の世に生まれた
一般人が普通に入手出来る新たな覚せい作用をもつ物質を摂取したのです



その物の名は…











ムラカミメグミ












この『ムラカミメグミ』さえ摂取していれば
往復1000kmの運転も
約9時間にも及ぶ直射日光も全然へっちゃら
朝からカツカレーをガツガツ食べるくらい元気です
帰り道でまっさらブルージーンズをフリコピしながら
関ヶ原を150km/hで曲がりきるくらいの集中力を維持出来るんです



確かに『ムラカミメグミ』には非常に強い中毒性、そして依存症があります
しかしながらその作用は絶大
今ならまだ社会問題にもなっておらず
厚生労働省も規制する気はなさそうなのが現実
疲労困憊ながらも、これを読んでいる画面の向こうの皆様
是非とも一度、厚労省が動き出す前に『ムラカミメグミ』を摂取しては如何でしょう?



まあ…




















めぐ、ちょおぉ〜〜〜かわいぃいぃ



















以外の言語が発せなくなったとしても
僕は責任をもてませんがね…

















さて、麻薬取締法の勉強でもするか…